月刊「色いろ通信」#3|2019.03

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TOPIX

 ● 今月の色;「青紫」
● “歌に救われてきた人生” が “大勢の人と一緒に歌う・人の心に寄り添いながら歌を教える人生”に ボイストレーナーNami
★Continued story★
Story1. はじめに
Story2. 十人十色の生徒さん
Story3. Namiさんの原点
Story4. おわりに
Story5. ホームページとInstagramのご紹介
● 4月11日「色と心理学研究」報告会開催
● 編集後記

★Continued story★ では、紙面には書ききれなかったことをWeb上で綴っています。


●今月の色;「青紫」

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★ Continued story ★

“歌に救われてきた人生” が

“大勢の人と一緒に歌う”
“人の心に寄り添いながら
歌を教える人生”に

ボイストレーナーNami

コミュニケーションをはかるのが楽しい。
音楽というツールでその人を知っていくのがものすごく楽しい。
もともと、人に寄り添いたいと思っていた気持ちが
「私できない」「私なんでこうなんだろう」って思う感情に「私もそうだったよ」って寄り添ってあげられて、そこから一緒に成長できれば、それが一番うれしいこと。
自分が教えてあげるっていうよりは、悩んでいるところを教えてもらいながら一緒に学んで頑張っていきましょうっていう感覚でレッスンしています。


Story1.はじめに


はじめに

ボイストレーナーNamiさんを
「ぜひニュースレターでご紹介させてほしい!」と思ったのは
彼女にフライヤー作成を依頼され打合せしている時でした。

フライヤーの用途や目的をうかがう中から派生して
彼女は色々な生徒さんの悩みや目的と向き合い
それぞれの人に応じたレッスンをしていることを知ったからです。
「ボイストレーニングと一口にいっても、こんなに色いろな目的をもった人が来るのだな!」 というところから
人は本当に「十人十色」なのだと あらためて思わせてもらったこと。

そして、「それはボイトレでなんとかなるものなの?」と思わず口をついて出てしまったお悩みにも
彼女なりに寄り添って解決方法を見つけていこうとする姿勢
なによりも彼女がボイストレーナーとして楽しそうにあるところが素敵だなと思い
その魅力を紐解いてみたくなりました。

読者の皆さまにも彼女の魅力を
十人十色な生徒さんたちの様子を ご紹介させていただきますね。

holistic color ラ・ブリエ 岡村知美


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Story2. 十人十色の生徒さん


Namiさんの生徒さんは、4歳のお子さんから年配の方まで。そしてレッスンを受ける目的は本当に様々です。

▪大きな声を出してストレス発散
▪ママと一緒に楽しくレッスン
▪カラオケで高得点を取りたい
▪バンドのボーカルを担当している
▪ダンスしながら歌えるようになりたい
▪美容と若さのために
▪人前で堂々と話せるようになりたい


レッスンに来てくださる生徒さんの悩みを
コミュニケーションをはかっていく中で引き出し
どうすることでそのお悩みを解消できるかな?を考えて
レッスンされているのだそうです。

上手くなりたいだけじゃなく、ストレス発散で通ってくださっているかもしれないものね。
その人が何をしたくてここに来ているのかな?を感じてあげたい。

Nami


小さなお子さまは、集中力を持続するのも難しいので
「歌いたくないなら無理して歌わなくてもいいよ。」と伝えるが
一方でどんなレッスンをすれば自然と歌いたくなるのかを考えるのだそうです。

ママが楽しそうに歌っている姿を見て
「僕もやりたい」「私も一緒に歌いたい」と、一緒に歌い始めた時のママの笑顔。
ママに抱きしめてもらった時のお子さんの笑顔。
それを見るのがとても嬉しいと聞かせてくれました。


これは私事ですが、以前小さなお子さんを持つお母さんと食事に出かけたとき
私の目には、さほどお店側に迷惑なことをしたわけではないと思っていたのに
注意されたことがあります。
(お店のポリシーやスタンスがあると思うので、文句として引用しているわけではありません)

その時、小さなお子さんを持つお母さんは、
自分の子どもの安全だけでなく、周りにもたくさん気を遣わなければならなくて大変だなと感じました。

レストランではしゃいではいけません。
電車では静かにしましょう。
もしかしたら
レッスンに行って、真面目にレッスンを受けようとしない小さなお子さんを前に
「きちんと受けさせなくっちゃ!」という気持ちが働くかもしれないなと。
そんなお母さん側にとっても気持ちが楽になれるレッスンなのかもしれないなぁと感じました。

“子育ての先輩 ” としても伝えられることがあるかなぁって。

Nami


歌うとついつい身体にチカラが入ってしまう生徒さん。

歌うことに必要なことはたくさんあるけれど
“リラックス”もその一つなのだとか。
日々の暮らしでクセづいた姿勢や筋肉のつき方、身体のこわばりが
正しい発声の邪魔をしてしまうこともあるのだそうです。

また 人は緊張すると呼吸が浅くなり、そのために更に身体にチカラが入ってしまいます。
身体の緊張をほぐしつつ、必要な場所をしっかり使ってあげるのが大切なのだそうですよ。

それらのことを加味しながら
独学では気づきにくい部分もお伝えしながらレッスンを行なっているそうです。

歌には身体をリラックスさせることも大切。
身体の緊張をほぐし
身体全体をしっかり使って発声すること。
それらは歌だけでなく、話すことにも通じる。

Nami


その人にどうやったら伝わるかを考えていく。

生徒さんにいい変化が訪れた時を見落とさずに
「今すごくよかったけど、どこを意識したの?」と尋ねるのだとか。

「今何をしたら違ったのか」「どこをどうしたから良くなったのか」ということを
自分自身でアウトプットしてもらい、アウトプットすることによって
「あ、なるほど」と自分の腑に落としてもらうのだという。

その人その人によって、全くアプローチの仕方が違う。
理解できるポイントや腑に落ちる点が人それぞれ違うからそれを探していく。
それがすごくおもしろい。

Nami


「自分が教えるというよりも、生徒さんから教えてもらうこと(気づかせてもらえること)が多い。」

この人はこういうことで悩んでいる。
自分の経験と照らし合わせて、自分もそうだったから
自分もできなかったからこそ伝えられることがあるということがすごく嬉しい。

もともと、人に寄添いたいと思っていた気持ちを
「私できない」「私なんでこうなんだろう」「私なんて」って思う感情に
「私もそうだったよ」って寄り添ってあげられて
そこから一緒に成長できれば、それが一番うれしいことなのだという。

だから自分が教えてあげるというよりは
悩んでいるところを教えてもらいながら
一緒に学んで頑張っていきましょうっていう感覚の方が強い。

Nami


コミュニケーションをはかることが楽しいし
音楽というツールでその人を知っていくことがものすごく楽しい
そういうことが今はすごく楽しいと
生き生き笑顔で語ってくれる姿は、素敵で美しいなと心から思い
聞かせてもらうこちらも幸せになりました。



Story3. Namiさんの原点


Namiさんは
Soul Create Music に所属する”ボイストレーナー” であり
human note に所属する “シンガー” としても活動中です。


歌うことの原点


そもそも自分の人生は、節々で「歌に救われてきた人生」であった。
「歌うこと」「歌を聞くこと」で救われてきた。

初めてヒューマンノートの歌に触れた時に
すごく感情が揺さぶられて、素直になれる自分がいた。
「音楽で人に寄り添うという事はこういうことか!」と思った。

「心に寄添う歌を自分も歌えるようになりたいな」と思ったのが最初のきっかけであり
今もその気持ちが続いているから、日本全国、世界各国、歌で繋がれたらいいなと思っている。

ケニア、南三陸、各地の学校
それぞれの場所での出会いや経験が、自分の人生とリンクしたり、様々な感情に出会えたり
言葉が伝わらなくても、言葉を介さなくても、歌というツールで心の交流がはかれることを体感してきた。
「歌は言葉を越える」

歌を教えることの原点


歌うことに向き合って、学んで、自分のスキルを磨いてきた。
そんな中で

「今もう一段階自分を成長させるためには
自分の持っているもの、学んだものをアウトプットすることだ!」
と思い至った。


それに導かれるように、いくつかの講師に繋がる話をいただき、
Soul Create Music のボイストレーナー講師という道へ進むことになった。


自分が学んだものを出して、はじめて自分に返ってくる。
本当の意味で腑に落ちる。自分のものになるってこういうことかということを
講師という役割を通して実感している。

これからやってみたいことは?


こちらに出向いてレッスンを受けることができない環境の人のところに出掛けて
グループレッスンなどができたらいいなと思っている。

高齢化が進む中、SNSなどの普及によって人間同士の関係が希薄になっている今だからこそ、歌というツールを通して、人と人とのつながりを繋ぐお手伝いができたらいいなと思っている。


Story4.おわりに


おわりに

Namiさんがボイストレーナーとして所属している Soul Create Music には
NYカーネギーホールやブロードウェイに出演する講師など優秀な方々がいらっしゃるそうです。

このニュースレターでNamiさんを特集させてもらうにあたり
私の中にふと浮かんだキーワードがありました。

25年前、新卒で入社した会社から送られてきた一冊の本でした。

D・カーネギー『人を動かす』 山口博 訳 (創元社)


我ながら単純な思考が可笑しくもありましたが
(一応解説すると「カーネギーホール」→「D・カーネギー」となったのだと思われます)
著者名だけが思い浮かび、タイトルもすぐには浮かばず、内容に至ってはまったく思いだせなかったにも関わらず
本棚から取り出して驚きました。

なるほど、Namiさんをご紹介する今、手にするわけだ!と。

少しですが、その本をご紹介させていただきますね。

こちらは新装版だそうで、25年前私の元にやってきたものとは装丁が異なります。
私の持っている本の表紙に書かれている言葉を引用してご紹介します。


議論や理屈で
打ち負かしても、
相手は決して納得しない。
逆に反感をつのらすだけだ。
人を動かすには、相手の立場に立ち、
望んでいることをつかめ。
正当に評価せよ。
誠実な心で接すれば、人は必ず心を開く。
人を動かすには人の心を動かすことだ。
人間関係のバイブルとして、
世界的ベストセラーになった、
カーネギーの代表作。


D・カーネギー 『人を動かす』山口博 訳
(創元社 1958年第一版発行。1991年2月20日第二版第51刷発行)
[目次]より

第一部●人を動かす3原則
1. 盗人にも五分の理を認める
2. 重要感を持たせる
3. 人の立場に身を置く

第二部●人に好かれる6原則
1. 誠実な関心を寄せる
2. 笑顔を忘れない
3. 名前を覚える
4. 聞き手にまわる
5. 関心のありかを見抜く
6. 心からほめる

第三部●人を説得する12原則
1. 議論をさける
2. 誤りを指摘しない
3. 誤りを認める
4. おだやかに話す
5. "イエス"と答えられる問題を選ぶ
6. しゃべらせる
7. 思いつかせる
8. 人の身になる
9. 同情を持つ
10. 美しい心情に呼びかける
11. 演出を考える
12. 対抗意識を刺激する

第四部●人を変える9原則
1. まずほめる
2. 遠まわしに注意を与える
3. 自分のあやまちを話す
4. 命令をしない
5. 顔をつぶさない
6. わずかなことでもほめる
7. 期待をかける
8. 激励する
9. 喜んで協力させる

付録●幸福な家庭をつくる7原則
1. 口やかましくいわない
2. 長所を認める
3. あらさがしをしない
4. ほめる
5. ささやかな心づくしを怠らない
6. 礼儀を守る
7. 正しい性の知識を持つ


私から見るNamiさんは、D・カーネギーが『人を動かす・・・』『人に好かれる・・・』『人を説得する・・・』『人を変える・・・』原則と説いていることを、自然とされているように感じました。
(もちろん、伝わらない時や、伝わらない人もあるとは思います。)

相手の人に寄り添い。心から褒める。良好な人間関係を築くコツかなぁと思ってみました。



ちなみに、カーネギーホールは 鉄鋼王と呼ばれるアメリカの実業家・慈善家アンドリュー・カーネギー (Andrew Carnegie) により建てられたので、カーネギーはカーネギーでも A・カーネギーということですね。
本の著者の デール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)は、アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者だそうです。
※Wikipediaより引用させていただきました。

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そしてNamiさんは
人に寄り添うツールの一つとして、『色』を活用してくださっているのだそうです。

しかもそれはレッスンに限らず、様々な場面や自分自身にも取り入れてくださっているのだとか。


私の発信している 「カラーメッセージ」から
<色の持つ意味>をノートにメモしてくださり、
その日の生徒さんの気持ちや様子を探る参考として、色を取入れてくれているそうです。

生徒さんのレッスンをメモするノートも色で選んでくださっているのだとか!
とても嬉しいです!!!

歌に救われてきた人生。

大勢の人と一緒に歌うことで得た喜び。
歌を通して得た経験。
歌うということに真摯に向き合ってきた今までと、そしてこれから。

人の心に寄り添いながら歌を教える人生が
さらに彼女や彼女の周りの人にとって豊かなものとなっていくことを願ってやみません。


Story5. ホームページ と Instagramのご紹介

♪ ボイストレーニング 「 Soul Create Music 」

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♪ シンガーグループ 「 human note 」


●4月11日「色と心理学研究」報告会を開催します

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色彩にたずさわり20年。
色彩講師として10年の私ですが
昨年1年弱の年月を掛け
大学生として指導教授の元
色と心理学の卒業研究を行ないました。

96名というたくさんの方にご協力いただき
完成させることができた研究成果を
お礼の意味を込め
4月11日(木)19:00~ 大阪産業創造館にて
自主開催の卒論報告会を催すことに致しました。

研究調査に大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・神奈川・東京と
遠方の方にもご協力いただいたので
大阪での開催だけでなく
インターネットでも見ていただけるようにと
Zoomアプリ(無料)を用いて同時配信とする予定です。

詳細は ≪コチラ≫ から


●編集後記

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※「はじめての色彩心理講座」ウェビナーQ&A


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= 月刊「色いろ通信」 第3号 =

発行:2019年3月27日
発行者名:holistic color ラ・ブリエ
編集長:岡村知美
取材協力:ボイストレーナーNami(human noteSoul Create Music 所属)

記事に関するお問い合わせ:info@la-briller.com

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