#1-7「色と心理と私」NYから戻って気づいた私の自己表現

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カラーコンサルタント の 岡村 知美 です。

 

色彩は、紀元前の古代ギリシャ時代よりアリストテレスのような哲学者、物理学者、化学者、生理学者、心理学者、美術・文芸の大家、医師、美術教育家など、あらゆる部門の人々が色及び光の解明に寄与してきた分野です

 

私の中で葛藤のあった、色彩科学(の入り口)な観点と、感覚的な(理屈はわからないけれど心理を表しているという)観点は、18ー19世紀のヨーロッパの偉人たちの間で論争が行われていました。

 

 

色彩の科学的・物理学的特質を解明したのはアイザック・ニュートン
(Isaac Newton,1642-1727) / 著書『光学』(1704)

(1666年、ニュートン23歳の年からおこなった研究、光と色の実験を集大成した書物『光学』を61歳の時に出版。)

 

 

感覚としての色彩や色の心理学的側面に関する極めて重要な貢献をしたのが、ゲーテ
(Johann Wolfgang Goethe,1749-1832)/『色彩論』(1810)

(ドイツの詩人、文豪として有名なあのゲーテです。彼もまた色の研究に力を注いだ一人です。
ニュートンの世紀の大発見以降主流となっていた理論を、ゲーテは「色は科学的側面だけではない」と痛烈に批判したのでした。)

 

 

ゲーテの『色彩論』は三部から成っていて、第一部はゲーテ自身の色彩論を述べ、第二部はニュートン理論の批判を、第三部は色彩論の歴史を記している。

(大山正著(1994).色彩心理学入門 ーニュートンとゲーテの流れを追って-,中公新書より引用)

 

色は遥か昔より、人の心を捉えてきたのです


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#1-7 NYから戻って気づいた私の自己表現

 

私、数年前まで歌のグループ(クワイヤ)に所属していました。
大阪を拠点に活動するメンバー700名のシンガーズグループで、日本語のオリジナル曲をゴスペル形式(映画「天使にラブソングを」のような多人数を声の高低で数パートに分けて歌う形式)で歌い、全国各地、海外でも歌を通した活動をしているグループです。

 

 

私自身、音楽もライブも好きですが、どちらかというと歌うより聞く方が好きなのです。
ですが、ご縁と惹かれるものがあり、5年ほどそのクワイヤに所属していました。

 

何百人もの人が心を合わせて生み出すハーモニーや躍動感が、大きな大きなエネルギーとなって会場を振動するのを体感できることにワクワクしていましたし、そのエネルギーを生み出す側の一員として自分が舞台に立っていることに、非日常の喜びがありました。

 

仲間たちとの交流も大好きでした。
オリジナルの楽曲も大好きでした。

 

だけど私が何より心惹かれていたのは、歌うことが大好きなメンバーたちの練習中の姿を見ること、でした。笑

 

一生懸命歌っているみんなは、幸せに溢れ、瞳をキラキラ輝かせ、とてもナチュラルな最高の笑顔なのです。見ているだけで幸せになれました。

 

 

自分の大好きなことを、自分に与えている人の表情は、それはそれはそれは格別に素晴らしいのです!!!

全体練習になるとそんな素敵な姿が何百人も一斉に見られるのですから、素敵すぎます!

 

 

 

歌のグループの活動に参加する中で、2012年NYのアポロシアターで単独公演をする機会が訪れ、何を血迷ったか、私 申し込みをしてしまいました。笑

 

そして、半年間ほど練習に練習を重ね、いよいよ渡米という数日前、ハリケーンがNYを直撃!
不安を抱えながら、およそ100名のメンバーとバンドさん、カメラマンさんたちと現地入りしました。

 

私たちが訪れた場所は建物の倒壊などありませんでしたが、NYの半分は停電と断水、地下鉄も不通の場所があり、避難所生活をされている方もあり、眠らない街が寂しい印象でした。

 

 

当初予定されていたスケジュールも変更となり、私の中で密かに危惧していた「避難所に歌いにいく」ということが急遽決まりました。

 

私、人の感情に共感しすぎてしまうところがあるので、しんどい、辛い、やるせないという気持ちがたくさん集まるところに行くと私自身がしんどくなってしまうのです。

 

でもそこはNY、突然訪問した私たちを難なく受け入れ、知らない日本語の歌もノリノリでリズムに乗り盛り上がってくれました。

 

でも、私は歌えませんでした。
現地の人と一体になって歌うメンバーのキラキラ輝く笑顔はとっても素敵で誇らしかったし、心配していたしんどさもやってこなかった。
嫌な気持ちは一つもなかったけれど、ただ歌えなかったのですよね。

 

 

舞台も環境も経験も、すべてが特異で夢のようであったNYから戻って数日経った頃、「なぜ歌えなかったのかなぁ?」と考えていて気付いたのです。

 

『 私の自己表現は、私自身であり、色である! 』と。

 

 

なんて高慢な私だろう!とも思ったのですが、一連の経験を通して私の中に浮かんできた言葉でした。

 

 

これからは自分自身や色をツールとして、もっと自己表現していこう!と思ったのでした。

 

 

そしてそのことを信頼と尊敬をする友人にこっそりうちあけると

 

『え?今頃気付いたの?私はもっと前から知ってたよ!』
とあっけなく肯定してくれ、一瞬息を飲んだ後に大爆笑でした!!

持つべきものは心の通う友ですね。笑。

 

 

そしてその気付きから一週間後、私は色を用いた新たな表現に取り組み始めました

 

【ほぼラブカレンダー】製作です♡

※当時は別の呼び方をしていました。
※ほぼラブカレンダとは → 詳細

 

 


今日で「色と心理と私」第1部「いろ」はおしまいです。明日からは第2部「しんり」になります。
また明日お会いしましょう❤ See you!

 
 
 
 
” 今日のポイント”
 
 
< 好きなことを自分に与える >
 
あなたにとって好きなことは何ですか?
 
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今まで時間やお金を注いできたこと。
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大好きなことがあるならば
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